夏休みと言えば、読書感想文!(の書き方講座)
世間の子どもたちは、
夏休み真っただ中ですね。
朝方の電車がいつもより少し
すいていたりするのが、
ささやかな喜びだったりします。
で、夏休みと言えば、読書感想文!
ってことで、その感想文はじめ
文章の書き方について
今回はお話をしたいと思います。
昨日、弊社の女性スタッフと
仕事の打ち合わせを兼ねた食事をしました。
お子さん(小1女子)が一人いて、
夏休みということもあり、
連れてきてもらったのですが、
やはり「読書感想文」ってことで、
食事をしながらも、
原稿用紙をテーブルに広げ、
一生懸命書いてました。
小学校、中学校の頃を思い出すと、
この読書感想文という宿題、
嫌いでしたねぇ~。
あなたはいかがでしたか?
何を、どう書いていいものやら、
全然分からない。
いつも夏休みの終盤に「あとがき」を
ほぼ書き写すぐらいの感覚で仕上げてました。
感想文に限らず、文章を書くことは
あまり得意ではありませんでした。
今は曲がりなりにも、
職業柄文章を書くことが生業の一部に
なっているんで、文章を書くことは
それほど苦にはなってません。
小中学校のころと比べて、何が変わったからか?
一言で言えば、文章を書くときに
「自問自答」
をするようになったってことですね。
文章を書くときに、適切な問いを
自分にして、自分でその問いに答えれば、
それなり文章が書けると思っています。
読書感想文しかり、仕事でいえば、
報告書にしろ、企画書にしろある程度は書ける。
自分で自分に質問しながら、頭の中で
答えたことをどんどん文章にしていく。
例えば、読書感想文であれば、
こんな質問があり得るでしょう。
「本を読んで、一番心が動いたところは
どこだったろう?」
「なぜ、心が動いたんだろう?」
「なにが、(例えば主人公を)
そのようにさせたのだろう?」
「もしも、自分だったらどう行動していただろう?」
「なぜ自分はそう行動するのだろう?」
「もしも、世の中に自分以外の行動を
取る人がいたら、どんな人たちだろう?
その人たちが取る行動はどんなことだろう?」
「なぜ、そのようにするのだろう?」
「この本を読んで一番学べたことは何だろう?」
「それを自分の生活に取り入れるとしたら、
例えば、どんな変化があるだろう?」
等々・・・
こんな感じで自問自答すれば、
小学校の感想文ノルマ1,200文字ぐらいは、
簡単に埋まるのではないかと思うのですが、
いかがでしょう?
仕事における文章も同じ。
適切な問いを自問自答すれば、
よい文章が書けるのではないかと思います。
例えば、営業日報であれば・・・
「今日は、お客様にどうなってもらうために
訪問したのか?」
「具体的に何をしたのか?」
「お客様と話をしていて感じたことは?」
「今日の訪問のなかで、自分として
上手くやれたことはどんなことか?」
「それはなぜできたのか?」
「逆にうまくやれなかったことは?」
「うまくやれなかったのは何が原因か?」
「それを今後の活動にどう活かすか?」
もしくは、提案書であれば・・・
「誰にどうなってもらうための提案か?」
「一番解決したい問題は何か?」
「それはなぜか?」
「この問題を放置したら、相手にとって
どんなデメリットがあるのか?」
「この問題を解決できたら、相手にとって
どんな素敵な未来が待っているのか?」
「この提案書で一番訴えたいことは何か?」
「この提案で達成したいことはなにか?
それを数字で表したらどうなるか?」
「具体的に、いつ、誰が、何を、どれだけするのか?」
「うまくいかないリスク(障害・弊害)があるとしたら?」
「なぜ、そのリスク(障害・弊害)が想定されるのか?」
「それを避けるには?」
等々・・・
もちろん上記は大まかな自問自答の質問であって、
もっと細かい質問を自問自答しながら、
書き上げていくことはになると思います。
が、今回は、文章を書くにあたって、
「自問自答」を念頭に置いて実践すれば、
少しは楽に書き進められるはずです。
文章書く時だけでなく、
仕事において適切な質問を自問自答するのは、
非常に重要なビジネステクニックだと思います。
前述のような凝った問いじゃなくてもいいです。
「具体的に言うとどうかな?」
「それはなぜかな?」
「例えばどんなことかな?」
と、「具体的には?」「例えば?」「なぜ?」
の3つでまずは十分。
ぜひ、一度実践して頂けると嬉しいです。