コラム - 経営者へのラブレター

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経営者へのラブレター

一点の曇りもなく信じきる・・・

来月から、ある企業で「経営幹部候補社員」を

対象にした教育が始まります。

先日、その会社の社長さんと事前の打ち合わせをしていた時のこと。


その社長さんは、次のことを強調されていました。

『とにかく意識変革を促したい。

幹部候補の社員には、この教育を通して、

社員としての意識から経営者側の意識に

変わってもらわないといけない』。


●社員の意識と経営者の意識の違いとは?

社員の意識と経営者の意識の違いとは何でしょうか?

いろいろなことが挙げられるとは思います。

その中でも、私は、会社のビジョンに対する意識は、

違わなければいけないと考えています。


社長(経営層)は、会社ビジョンの実現に一点の曇りもなく

「実現できる」と信じ切らなければならない。


もちろん、会社ビジョンは、経営層も社員も一丸となって、

実現に向かうものです。

ですので、社員も「ビジョンが実現できる」と

信じていなければいけないとは思います。

が、それでも、やはりその信じきる度合いが、

社員より経営層の方が圧倒的に強くなければいけないと思うのです。


●リーダーシップの源泉

さらに、リーダーシップの観点で言えば、

社長が、「将来、こんなすごい会社にしようや!

うちのメンバーなら絶対に実現できるんだから!!」

と社員に語り続けることが、

リーダーシップの高さにつながっていきます。


なお、ビジョンの質としては、

社員が、こんなふうに思える必要があります。


「そう言われても、なかなか難しいと思うわぁ。

でも、実現できたらすごいことになりそうではあるわな」と。


このように社員をワクワクさせるような会社のビジョンを

「実現できる」と信じ切り、語り続ける、

これが経営層に求められる意識であり、行動だと考えています。


●追伸

これは、会社という組織単位だけでなく、

部門経営という観点で言えば、

部長は、部のビジョンの実現を一点の曇りもなく信じ、

それを語り続けることで部長としてのリーダーシップにつながるでしょう。

課単位で言っても、さらに小さなチーム単位で言っても、同じことが

言えると思います。


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