サッカー日本代表森保監督~監督としての5つのルール
もう3週間前のことになりますが(本当に早い!)、
サッカー日本代表のアジアカップは、残念でした。
もうすっかり記憶のかなたに
行ってしまっている方も多いと思いますので、
振り返っておきますと・・・
今年1月5日から2月1日にかけて
第17回のサッカーアジアカップが
アラブ首長国連邦で開催されました。
日本代表は、決勝進出を果たしたのですが、
残念ながらカタールに1対3で敗れ、
5度目のアジアカップ優勝は叶わず、
準優勝でした。
優勝していたら、もっと盛り上がって
記憶にも残ったと思うのですが、
決勝で負けたんで、メディアの取り扱いは
少なかったですね。
その決勝戦での黒星は、
日本代表の監督が森保監督になってから
12試合目で初めての黒星でした(10勝1敗1分け)。
決勝当日の朝、出張先のホテルで
テレビを見ていたら、森保監督が特集されていて、
ついつい見入ってしまったのですが、
話を聞いていると、
“優秀な上司”
というイメージ、ですね。
森保監督、監督として5つのルールを
決めているそうです。
管理者の方にも参考になる
のではないかと思います。
①「門限を決めない」
②「『君たち』と呼びかけず『みんな』と言う」
③「問題を投げかけ選手同士で解決させる」
④「何でも経験談を押しつけない」
⑤「選手に対し”気持ちの浮き沈み”を見せない」
概していえるのは、
選手を“大人”として見ているということ
ではないでしょうか?
ここでいう“大人”とは、
人から「ああしろ、こうしろ」と言われなくても、
ちゃんと自分で考えて、また自分を律して、
やるべきことをやれる、
やってはいけないことをしない人
という意味合いです。
日本を代表するサッカー選手達ですから、
逆に子ども扱いする方が難しいのかもしれません。
また多くの管理者の方からは、
こんな声も聞こえてきそうです。
『プロのスポーツ選手レベルの部下ばかりなら、
“大人”としても見られるだろうけど、
うちの部下はムリ!
ああしろ、こうしろ言わずに
放っておいたら、何も自分で考えて
行動なんかしないよ!』
分かります・・・(T_T)
(あっ、ちなみにうちのスタッフは、
めちゃくちゃ優秀ですよ。
ホントにしっかりやってくれてます。)
心理学に「ピグマリオン効果」という
考え方があります。
1964年に米国の教育心理学者
ロバート・ローゼンタールが提唱した説で
「人間は期待された通りの成果を出す傾向がある」
という考えです。
簡単に言えば、
相手を「デキる人」と思って接すれば
相手は良い成果を出す、
しかし、
相手を「デキない人」と思って接すれば、
良い成果を出さない
ってことです。
ローゼンタールの実験では
この説が正しいと検証されていますが、
他の実験では再現されなかったなど、
この心理学の考え方には、色々批判もあります。
が、個人的には自分の学生の頃や
会社に入ったころのことを思い返すと、
「確かにそうだなぁ」とは思えます。
小学生の頃、「デキる子」って
見てくれた先生が担任のときは、
それなりの成績でしたし、
逆のときは成績悪かったですから(^_^;)
上司が部下を“大人”としてみれば、
部下はそれなりの反応を示すのでは
ないかと思います。
もちろん、
「優秀な部下なら自然と
そう思えるだろうけど、デキない部下には、
なかなかそうは思えないよ」
というご意見も分かります。
が、ちょっとだけでも上司として言動を
意識してみるのもありだと思います。
挨拶するにしても、
「できる部下」と思って挨拶してみる、
報告を聞くときも、
「できる部下」と思って聞いてみる、
たとえ部下が目の前にいなくても、
提出された文書に目を通すときは、
「できる部下」からの文書だと思って、
目を通してみる、
等々・・・。
こうしたことをコツコツ積み上げてみると、
思ったよりも早く変化・成果が
現れてくるかもしれません。
で、少し心配なのは、今年の中日ドラゴンズ・・・
(ドラゴンズファンなんで・・・)
新任の与田監督、16年ぶりに門限(午後11時)を
復活させたのです。
宿舎での夕食も午後6時半をめどに
食べるようしたようです。
松坂は右肩の炎症で開幕1軍は絶望的だし、
ゴールデンルーキー根尾も
右ふくらはぎの肉離れが響いて、
いまだに1軍のキャンプに合流できてないし・・・
心配です・・・。
でも、今年の中日はなんとなくやってくれそうな
気もしてはいます。
きっとやってくれるでしょう!
う~ん、そう信じたい・・・。