会議を価値観共有の場にする
チームとしての価値観(大切にする考え方や行動)を
共有することがチームワークを高めます。
個人的な価値観は、それぞれに違っていても問題ありませんが、
ことチームの一員の立場に立った時には、チームとしての価値観を共有することが必要です。
その価値観の共有を促進する場として、通常行っている会議を活用することができます。
価値観から落とし込まれたルールを会議に適用するのです。
たとえば、「人への思いやりを大切にする」ことがチームの価値観(大切にすること)だったとします。
そこから落とし込まれたルールとして、
「話ができてない人がいたら、議事進行役がふってあげる」
とか
「発言が終わったら、発言者に、進行役が『ありがとうございます』と
感謝の言葉を述べる」
とか、
そんなルールを会議に適用するのです。
もしくは、「愉快に仕事をする」が価値観であれば、
「1時間の会議のうち、進行役は、必ず1回は笑いを取る」
とか
「『でも』、『けど』、『だけど』および、『無理』、『できない』、『意味がない』など否定的な言葉
を使ったら、テーブルの真ん中において貯金箱に100円を入れる」
とか・・・。
大切なのは、そのルールが具体的ってこと。
「思いやりを持って発言しよう」とか、
「人の意見を承認しよう」
というレベルだと、メンバーとしてルールを守るために何をしたらいいのかが、
いまひとつ分かりにくくなります。
より具体的に、行動がイメージできるそんな「価値観から落とし込まれたルール」を
会議に適用することで、「会議を価値観共有の場」にできるのです。
ちなみに、「より具体的に行動がイメージできるように」ということでいえば、
私の知人のコンサルタントが書いているブログの以下の記事が参考になります。
↓
「客の頭が左右に動いたら要注意!!」
「餃子の王将」では、
「お客様の頭が左右に動いたら要注意」
と教えるそうです。