営業マンとして必要なひとこと
本日は、とある企業向けの「営業マン研修」の打ち合わせをしてきました。
担当者との話のひとつをお伝えしたいと思います。
ある程度打ち合わせも終わって、ちょっと雑談的に、
私:「売れる営業マンと売れない営業マンって何が違うんでしょうね?」
担当者:「そうですねぇ。言うべき一言が言えるかどうかじゃないですかね。
たとえば、お客様に『この商品がいいですよ』っていえるかどうか。
クロージングとして、『うちでいきましょう!』っていえるかどうか。
それが言える人は売れるし、言えない人は売れないんじゃないかと思います。」
私:「確かにおっしゃるとおりですね。一言が言えるかどうか。
言える人って何で言えるのかなぁ。」
担当者:「『自分のため』ってのは結構あると思いますよ。
売って、ノルマ達成したいとか、一番になりたいとか・・・。」
私:「現実的にはあるのかな。
コンサルタントの立場から言えば、『この商品こそがお客様のお役にたてる』と思って、
その一言を言ってもらえるといいなぁとは思いますけどね(笑)。」
担当者:「どちらもありですよね。とにかく一言が言える強さを持っている人は売れます。」
売れる営業と売れない営業の違いは、もちろん、これだけではないでしょう。
が、ひとつではあると思います。
私のクライアント先にも、
お客様に商品を積極的に勧められなくて、同僚から、
「なぜ、あそこで、食いつかない!?」っていわれている営業の方がいます。
その人には、「自分は何をする人か」その定義を変えてみましょう、ってアドバイスをしています。
「お客様に○○を通して、より良い人生を実現してもらうサポーター」
決して、物を売るのが役目ではないってことです。
物を売ろうとするといえない必要な一言も、
そうではなく、より良い人生を実現してもらうための一言と思えば、
少しはいいやすくなるのではないかと思います。
背景は何にしろ、一言のいえる強さ、を営業は身につけていきたいですね。