いかに長期的、多角的、根本的に考えるか
本日は、ある会社で「次世代経営層」の方々を対象とした教育を行ってきました。
5回にわたった教育の最終回でした。
次世代の経営層にふさわしい方々で、自分自身についても、組織についても、
もっとよくしていきたいという向上心が表れていました。
最終回の今回、お伝えをしたのは、
「いかに長期的、多角的、根本的に物事をとらえるかが大切」ということ。
社員の人たちと経営層となにが違うのか。
一つは、物事を考える時間軸の長さが違うということだろうと思います。
いかに長期的視点で考えられるか。
社員の人たちは、この仕事を今日中にやり遂げようとか、今週はどんな目標でとか、
短期的な視点で考えることが多いはずです。
それに対して、階層が上に行けばいくほど、より先々のことを考えなければならなくなります。
経営層が、今日、明日のことを考えていてはいけないのです。
3年度、5年後、10年後の組織のことを考える時間が多くなければなりません。
そのことをしっかりとお伝えをしたかったのです。
そして、その訓練を今後積んで欲しいと思うのです。
たとえば、体重を落としたいなぁと考えた場合。
(ビジネスとはあまり関係なさそうなことでも)
短期的に、今月中に体重を2kg減量しようと考えるのと同時に、
長期的に、減量をするのは何のためか、減量できたらどんないいことがあるのかと考えてみるのです。
常に物事を長期的に考える癖をつけられればと思います。
さらにいえば、いかに多面的に考えられるかも大切なポイントです。
減量できたら、どんないいことがあるのか?
自分にとって、会社にとって、家族にとって、社会のとって・・・。
というように。
これも訓練で癖づけできたらいいですね。
あとはより根本的に考えられるかが、社員との違いとなると思います。
会社の理念にのっとっているかどうか。
このあたりの考える範囲の違いこそが組織階層の違いなのかなと考えています。