不況を勝ち抜く企業とは・・・。
2009年11月2日 ワールドビジネスサテライト
「不況を勝ち抜く小売とは」より
中堅の食品スーパー成城石井を取り上げて、
競争の厳しい不況下で生き残る小売りのポイントを検証していました。
成城石井
http://www.seijoishii.co.jp/
●外部環境
輸入食品で有名ではあったが、新規参入が相次ぎ、競争が激化した。
●成城石井のコンセプト(目指すべき姿)
「食にこだわる人のためのスーパー」
高級スーパーではない!
●コンセプトの具現化のために
・こだわった商品の開発
「値段はそれなり、でも品質の割には安い」商品をは開発
・独自の商品構成
「NB(ナショナルブランド)よりも高いPB(プライベートブランド)」
PBの売上高比率:30%以上
「ワイン、チーズの9割は独自輸入」
●いかに売り切るか(課題)
・会話のあるスーパー:お客さまと会話をしながら、丁寧に商品説明をする
(商品の開発ストーリーを伝えられる)
・顧客ニーズに合った商品開発:同規模スーパーの5倍のバイヤーを配置
1,000品目以上/年
●勝ち残りのポイント
濃密な顧客とのコンタクトにより、
顧客ニーズを早く正確につかむ。
それをもとに良いものを安く開発し、
他社にない価値を顧客に提供していく。
宇井コメント:
当たり前といえば、当たり前のことですね。
番組の中でもいっていましたが、不況に勝つポイントは、“原点回帰”ということです。
それと、成城岩井の例でいえば、会社のコンセプト、事業ドメインを
明確にし、それを具現化していることが、不況に勝つポイントだと思います。
自分たちの会社は何をする会社なのか、
だれに、どんな価値を、どのように提供する会社なのか、
というコンセプト、事業ドメインを明確にすることが、まず重要なのです。
これもよくいわれることですね。
この「当たり前のことを当たり前にやる」というのが、なかなか難しいことだったりします。
当たり前のことを、他社(他者)ができないぐらいに徹底的にやり続ける、
秘訣はやはり原点にあるのでしょう。
以下、番組を見ながら書いたメモです。