会議でのネガティブ発言への対処法
会議やミーティングをやっていると、
ネガティブな発言が出てくるときって
ありますよね。
例えば、
「うちは上下間のコミュニケーションが
取れていないんですよ」、
「社員教育の体制が整っていないんです」、
「自分が何で評価されているのか分かりません」、
というような。
(これをネガティブ発言と捉えるかは、
人によって違うとは思いますが、
ちょっと後ろ向きな、否定表現の発言を
今回のメルマガでは、「ネガティブ発言」と
表現させて頂きます。)
あなたが参加される
会議やミーティングでは、いかがでしょう?
このようなネガティブ発言に対し、
どのように対応したらいいか?
本日は、そんなお話をしてみたいと思います。
結論からお伝えしてしまうと、
次のような質問を投げかけることで、
ほぼほぼ対応できます!
こんな質問。
「具体的に、どんなときにそう思われるんですか?」
この質問で何とかなります。
例えば、私が、とある社長さんと
ミーティングをしていたときのことです。
その社長さんから、自社の管理職の方々への
ちょっとした不満が出てきました。
社長さん:
「うちは管理職が弱いわ。
管理職って言っても名ばかりで、
全然管理職の仕事してないもん」
私:
「なるほど、管理職が管理職としての
仕事をしていないと・・・」
社長さん:
「そう、それが組織力にも影響してる」
私:
「ところで、社長が、管理職が管理職の
仕事をしていないなと思うのは、
具体的に言うと、どんなときです?」
社長:
「そうねぇ、先日も、現場に行ったら、
課長が自らラインに入って作業してるんだよ。
おかしいでしょう。
それに、部下集めて話をしようとしてないしね。
もっと部下集めて話をしないと、
管理職としての想いが伝わらないじゃない」
このように
「どんなときにそう思う(そう感じる)?」と
質問をしていくことで、より深い情報を
発言者から引き出していけます。
逆にやってはいけないのは、
ネガティブ発言を否定したり、
発言者を責めたりすること。
「いや、御社の管理者の方々、
他の会社に比べたら、
できている方だと思いますよ」
とか、
「管理者ができていないというのは、
社長が教育していないからですよね」
というように。
決して否定したり、責めたりしている
つもりはなく、
自分の考えを伝えている、
正論を伝えているつもりかもしれません。
しかし、発言者にしてみたら、
上記のようなことを言われたら、
やっぱり否定された、責められたという
感覚になるはずです。
たとえネガティブな発言であったとしても、
まずは「なるほど」と受け取ってあげる。
そのうえで、先述の質問をしていただければ、
きっといろいろな情報が引き出せ、
より良い会議、ミーティングになります。
ぜひ、どこかで試してみてくださいね。
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