書いてる先から降りてくる
「コンサルタントとして、集客のためにも
ブログを書いた方がいい、というのは分かりました。
けど、書くネタを持っていない人はどうしたらいいんですか?」
先日、これからコンサルタントとして独立を考えている方々を対象としたセミナーで
講師を務めたのですが、その時、頂いた質問です。
コンサルタントとして、やっぱり持っている情報や知識、ノウハウを
発信していく力は必要なんです。
文字として発信していく力は、これだけSNSが発達してきた現代では、
特に重要になっていると思います。
そこで、私がどう答えたかは、置いといて、
昨年12月15日のテレビ東京「カンブリア宮殿」のゲスト、
パティシエ エス コヤマ オーナーパティシエ
小山 進(こやま・すすむ)氏
と村上龍が語っていたことをまずお伝えしたいと思います。
実は、ここでの小山氏の言葉ではなく、村上龍の言葉は、
私にとってはかなりしっくりきたというか、まさにそうだよなぁ、
って感じでした。
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小山:ケーキ屋って、最終的には「何を伝えたいか」「何を表現したいか」
その表現したいことがいっぱいある人の方がいいお菓子、
おもしろい空間を生み出すと思うんで、伝えることの練習、
ただ、何となく一日過ごすのと、ちょっと気付いたことを書いて、
庭通って、こんな花咲いてたとか、何でもいいんです。
人に伝えたいことを多く持って、
それを一日でしっかりとまとめて明日のちょっとした目標を設定して、
それに対してまた反省して。
続けるってものすごい難しいんですけど、
続けたことだけがすごい自信につながっているんで。
村上:なんか、みんな伝えたいことを自分で知ってると思うけど、
案外知らないんですよね。
小山:そうですよね。
村上:あの、こうやって(パソコンのキーボードを打つ身振りで)書いているときに、
伝えたいことって、その理性の下に無意識みたいなのがあって、
その辺にごちゃごちゃあるんですよね。
書いているときにパッと浮かんできたり、
伝えたいことを書くって言うんじゃなくて、
書くから伝えたいことが自分で把握できたりするんですよね。
小山:そうやと思います。本当に書いているとアイデアも浮かんでくるし、
本当に自分がいいたかったことが確かに浮かんでくるし、
だから書けたんやと思うしね。
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ものすごく分かります。
こうしてブログを書いていても、書いているうちに自分の書きたかったことが
明確に分かってくるということがよくあります。
何でもいいから、書いていたら、だんだんとまとまってくるんです。
「あっ、そうそう、こういうこと大事だよなぁ」って、
かなり客観的に書いている内容を見ている感じです。
私も、ブログ、メルマガなどなど、
書きたいことがあるからという気持ちと併せて、
書いているうちに伝えたいことが出てくるって考えながら、
どんどん情報を発信していこうと思います。
ちなみに、私が冒頭の質問に対して答えたのは、
「テレビでも、雑誌でも、何でもいいので、情報をインプットして、
自分というフィルターを通して、アウトプットすればいい」ってことでした。