竜馬の居眠り堤~信、任、疑、認(その2)
2010年3月7日に書いた「竜馬の居眠り堤~信、任、疑、認(その1)」の続きです。
その1をまだ読んでない方は、ぜひそちらを先に読んでくださいね。
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「竜馬の居眠り堤~その1」
その1では、マネジメントととして必要なこととして、メンバーの能力を把握する、
ということをお伝えしました。
「竜馬はまず仕事の責任者を巧みにえらび、それぞれ分掌させ、競争させた。」
ということでした。
マネジメントとして、大切なこと。
今回は、「分掌」いうポイントに触れたいと思います。
分掌とは、簡単にいえば、「やるべき仕事・役割を明確にする」ということ。
竜馬のケースでいえば、これによって、堤防工事という全体の仕事の中で、
人夫たちは、自分は何をすればいいかが、明確に分かったことでしょう。
自分が何をすればいいのかが、分かるのと分からないのでは、
モチベーションは大きく違ってきます。
自分の役割が明確になるということは、
自分が仕事にかかわっている、必要な人材なんだという認識が高まります。
少し難しいいい方をすれば、この組織における「自分自身の存在価値」が感じられるということです。
メンバー一人ひとりが、自分はこの組織にどんな役割を持っているのか、
を明確にする、これもマネジメントにおける大切なポイントです。