デフレに勝つキーワードは、“訳あり”?
2月16日の「ワールドビジネスサテライト」から
訳あり商品、って購入されたことありますか?
ここにきて、「訳あり商品」が売れているそうです。
<現状>
“訳あり商品”がネットで急伸している。
例:
足が折れているなどの“訳あり蟹”が、
ここ1年で300%増。
2年以内には500%増になると予想されている。
楽天では、1年間で訳あり商品の売り上げが5倍になっている。
<訳あり商品の具体例①>
「谷八」のスティックチーズケーキ
正規品(一本一本包装されている):1本250円
↓
訳あり品(チーズケーキの切れ端の部分、形が崩れたもの):1本154円(13本入り2,000円)
・切れ端や崩れたものは、従来は捨てていた。
が、お客様の「端を食べたい」という声の答えて、訳ありチーズケーキを販売。
↓
・それが大当たり。
・訳あり商品を販売した結果・・・
包装が簡略化→工程簡略化→包装スタッフを20人から4人に削減→他の作業へ配転→生産能力10倍→売上60倍
廃棄率改善→利益率(40%→70%)
<訳あり商品の具体例②>
便利工房なかやま
訳あり印鑑=生産工程で失敗した印鑑などを再利用
今までハンコを購入したことのない人たちがお試しで購入
<宇井コメント>
従来は、廃棄していたか、従業員に配っていたものが、商品になる。
宝の山がすぐ身近にあったということですね。
「もったいない」の精神が、消費者にも生産者にも、
普通に根付いてきているのかもしれません。
身の回りをぐるっと見てみて、「これは商品にはならんやろ!」というものを
社員みんなで探しあってみるのも面白いかもしれません。
それが思わぬ利益をもたらしたりして・・・。
今年のサラリーマン川柳にあったように、
「節約と 人には言わず エコと言う」
ですね。
以下、ニュースを見ながら書いた図です。