意見+意見=組織の一体感
本日のコンサルティングで感じたことがあります。
「ミーティング中の誰かの発言と、また別の人の発言をつなげてあげる、
それだけで何となくチームとしての一体感が強まる」。
今日のコンサルのミーティング時、私ではなくクライアント企業の若手が
議事進行役を行いました。
クライアント企業の「若手社員を育成する」という目的のためです。
ミーティングには、私含め5人の参加者。
メンバーの一人が発言をします。
(どんな内容で話し合っていたかは、守秘義務がありますので、省きます)
「やっぱり基本に帰るってことが大切なんじゃないでしょうか?」
その発言に続き別のメンバーが発言します。
「そうね、基本に変えることも大切だね。
基本に帰りながら、リーダーの育成が出来ればいいと思うんだけど。
もっとリーダーシップを発揮できる人を育成していかないといけないと思うんだよね」
その二人の発言を受けて、若手の議事進行役がホワイトボードに書いていきます。
・基本に帰る
・リーダーを育てる
書き方は、箇条書きです。
ここで、ホワイトボード上に箇条書きで書くと、それぞれの発言が全く関係のない
別個のもののように見えてしまいます。私にはそう見えます。
もし、箇条書きではなく、
リーダーを育てる
↑
基本に帰る
と書いたらどうでしょう?
二つの発言が関係づけられます。
こうして、意見と意見をホワイ土ボード上で関係づけて図式化すると、
意見だけを関係づけるのではなく、その意見を発言した者同士を結び付けることになります。
「あっ、俺の言ったことで、あの人の意見が出てきたのかな?」という感覚は、
生まれるのではないでしょうか?
会議のやり方で、チームの一体感を醸成することはできる、
と改めて感じさせられました。