できるときと、できないときって何が違う?
今日は、「茂木健一郎に学ぶ質問力」です。
2009年9月15日放送分のNHK「プロフェッショナル仕事の流儀」から。
今回のプロフェッショナルは、
バスケットボール漫画の「スラムダンク」、宮本武蔵を題材にした漫画「バガボンド」の著者、
漫画家の井上雄彦氏でした。
http://www.nhk.or.jp/professional/backnumber/090915/index.html
茂木さんの問いかけ
漫画を描くときに、一度書いた線は修正しないという井上氏に対して、
「基本的に描かれた線は修正されないってことですが、
うまく描けるときと、描けないときって、何が違うと思われますか?」
うまいですよね、この質問。
2つの対照的な状況を比較することで、その状況の背後にある原因を探りやすくなります。
「仕事がはかどるときと、はかどらないときって何が違うと思いますか?」
「やる気が出るときと、出ないときって何が違うと思いますか?」
「人にやさしくできるときと、できないときって何が違うと思いますか?」
なんでもOKです。
「Aであるときと、Aじゃないとき、って何が違う?」
この公式に当てはめればいいわけです。
名前を付けるとしたら、「比較質問」って感じでしょうか?
(すでにこういう類の質問に名前付いてんのかなぁ?もしあったら、どなたか教えてください)
ちなみに、井上氏の答えは、
「心のあり様だと思います。
なんか静かな、心の中が静かな感じの時は、
わりとすんなり描けるんですけど、静かじゃないときは苦労しますね。」
う~ん、やっぱり、茂木さんの質問ってすばらしいですね。