関西のできる営業マンの条件は敬語を使えないこと?!
先日、とある一部上場企業(製造業)での営業マン研修でのこと。
そのなかで、営業マンの基本として、「敬語」をやりました。
年代的には30代前半の方々が多かったので、教育の企画段階では、
担当者と「2年目、3年目の営業マンじゃないんだから、さすがに敬語はやめておきましょうか」と
いう話もありました。
が、教育担当の方曰く、
「たぶんできてないから、ぜひやってほしい」ということで、
こちらとしては、あまり気乗りしませんでしたが、
「敬語」を研修プログラムに盛り込むことにしました。
で、研修当日です。
決して、営業活動に支障をきたすレベルではないにしろ、担当者の言ったとおりではありました。
敬語が正しく使えるに越したことはないでしょうし、知識として持っておいて損はないでしょう。
ただ、今回のブログでお伝えしたいのは、敬語のでき云々ではありません。
敬語について話をしているときに、驚くべき事実(私にとっては)が判明したのです。
関西の営業マンが数人いたのですが、こんなことを言い出したのです。
「せんせい(関西弁ですから、せんせいではありません。“せん”にアクセントがあり、“せい”は
下がる、あのアクセントです)、
僕ら、営業のときに、敬語なんて使いませんよ。
敬語なんか使ってたら、お客さんに嫌われるんちゃいますぅ?」
えええっっっ!!
関西の営業マンって、お客さんに敬語使わないのぉぉ?
確かに親しいお客さんなれば、敬語は少なくなるかもしれません。
でも、話を聞いていると、どう考えてもそんなレベルじゃないんです。
お客さんに、「あかんてぇ~。これ、できまへん、ゆうたやないですぁ~」ってな具合らしいです。
(ゆうたなやないですかぁ、の「です」で十分敬語を使っている意識らしい)
ちなみに、その営業マンが言うには、
新入社員のころ、慶応大卒のエリートで営業にえらい苦労していた同期がいたそうです。
その理由は、ただひとつ。
「お客さんの前でまじめな話を標準語でしていたから」らしいです。
関西での成功の秘訣が分かった気がしました。
それにしても、やっぱり関西の人って面白いです。
営業マン研修(社内研修)の詳細は→http://ui-kpc.com/index.php?go=Ri9mei