あなたがその目標を達成する意味は?
コーチングをやっているコーチの人たちが好んで、
こんな質問をします。
「あなたがその目標を達成する意味は?」
これビジネス・コーチングにおいて、上司が部下に使ったら、
部下によっては違和感を感じる人もいるだろうなと思います。
もちろん、この質問に対して、真摯に受け止め、じっくり考える人もいるでしょう。
が、一つ感じるのは、コーチングする人って、
「それをする意味は?」とか「あなたにとっての価値は?」とか、
ある意味、普段されないような“言い回し”での質問をしたがるなぁということ。
批判的な思いはありませんが(といえば、多少嘘になりますが)、
なんかこんな言い回しをすることで、コーチングを少し次元の高いコミュニケーションにしようという
感じがしてしまう時があります。
もっと平易に、
「○○さんが、その目標を達成できたら、
○○さん自身にとって、どんないいことがあると思う?」
とか、
「その目標を達成できたら、○○さん以外の人、たとえば家族、にとってはどう?
どんないいことがありそう?」
「その他のたとえば、お客様にとってはどんないいことがあると思う?」
「すこし大きく、社会にとっては?」
「その目標を達成する努力をすることで、○○さんに何がなにか変わることってありそう?」
とか・・・。
なんて言う質問でいいんじゃないかと思うのです。
どちらが高尚に聞こえるかといえば、「意味」とか「価値」を使った質問だとは思います。
が、もっと質問を受けた人が答えやすく、さまざまな視点から考えやすい質問も大事なのではないかと思うのです。