雪だるま受難~組織の中でも似たような・・・。
2月7日付の日本経済新聞によれば、
「旭川冬まつりのイベント用に置いてあった雪だるま49個が壊されているのが見つかった」とのこと。
旭川中央署はいたずらとみて器物損壊容疑で調べているそうです。
詳細→FNNニュース
山形新聞
このニュースを見た人の多くは、
「なんてひどいことするんだ!」「ひどい奴がいるもんだなぁ」
「作った人の気持ちを考えたらこんなこと出来ないよなぁ」
といった感想を持つのではないでしょうか?
私はそう感じています。
しかし、こういったことって、組織の中でも起こっているんじゃないかなと思うんです。
たとえば、誰かが、提案書を出したとします。
打合せや会議の場で、その提案書を見た他の同僚や上司が、
「ここが悪い」「あそこが悪い」
「そもそもの考え方が間違っている」
「そんなこと必要ない!」
などなど、鬼の首を取ったように上から目線で、批判をする。
こんなことって、ありませんか?
これ、雪だるまの破壊者も提案への批判者も、
相手の気持ちを考えていないという点でいえば、
メンタリティは同じようなものだと思うんですよね。
もちろん、陰で見つからないように破壊するのと、
正面から批判するのとでは違いはあるでしょう。
が、違いはその辺だけです。
提案書をつくった本人にしてみれば、一生懸命作ったわけです。
作ったことに感謝の気持ちを伝えずに、批判ばかりするのは、
作った人の気持ちを汲めていない証拠です。
いきなり批判されたら、提案した側は、「せっかく考えたのに・・・。悲しい」ってなりますよね。
雪だるまをつくった人たちも、「せっかく作ったのに・・・。悲しい」と感じているはずです。
まずは、作った人の気持ちを考える、その上でより良い方向に持っていくような意見を伝える。
組織の中でも、こうありたいものです。