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blog/2020-06-26

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与田監督、そのコメントはNGです~リーダーが言ってはいけない一言

6月19日(金)、待ちに待ったプロ野球が開幕。

開幕前は、こう思ってました。

「今年も中日が弱くていい
(私、中日ファンなんです)。

勝とうが負けようが、
プロ野球をやってくれたら、
それでいい。

プロ野球が普通に行われること、
それだけでも幸せなことだと分かったから」

と。

で、いざ、始まって1週間・・・。

いやぁ、中日弱いですねぇ~。

やっぱり弱い・・・、

とにかく弱い・・・。

結果的に負けているから弱い、
と言っているのではありません。

評論家を気取るつもりはありませんが、
素人目に見ていても、
相手が嫌がることをやれていない。

相手投手があっぷあっぷして、
「粘られたらイヤだなぁ」と
感じているであろう時に、
初球を打って平凡な内野フライ、とか・・・。

大体1アウト1塁3塁のチャンスでは、
そうです。

開幕前に、『どんだけ弱くてもいい』、
ってあれほど思っていたのに・・・

いざ始まると、
やっぱり感情が先立ってしまいます。

先日(6月23日)のDeNAベイスターズとの初戦、
11本の安打を打ちながら1点も取れず、完封負け(T_T)

そのあとの与田監督のコメント。

「絞り球というのも難しかったし、
分かっていてもなかなか攻略することができなかった。
素晴らしい投球をさせてしまいました」

また、チャンスでことごとく打てなかった
平田選手に対しては、

「打球はある程度の強さはありましたけど。
うーん、まだまだツキがないのかな
という感じはしました」

とコメント。

決して与田監督を批判するつもりも、
評論家になるつもりもありませんが、

ことマネジメントとかリーダーシップとかの
観点から言わせていただくと、
このコメントは、チームのリーダーとして
言ってはならないコメントです。

なぜか?

心理学に「原因帰属理論」なるものがあります。

どんな理論かというと、

『人が結果に対して、

「なぜ、こういう結果になったか?」

と原因を考えるときには4つのパターンがある。

どのパターンで考えるかによって、
人のモチベーションは変わってくる』、

というものです。

4つパターンとは、

①能力

②努力

③課題の困難性

④運

の4つ。

例えば、何かの資格試験を受けて
合格したとしましょう。

その合格という結果に対して、
「なぜ合格できたのか?」を考える場合、

①能力:「やっぱ俺(私)って天才!」 

②努力:「努力したからなぁ。努力が報われた」

③課題の困難性:「問題が簡単だった」

④運:「ツイてたなぁ。前日に見た問題が出たんだもん」

となります。

逆に不合格だった場合は、

①「やっぱり自分には能力がないんだろうなぁ」

②「努力が足りなかった」

③「あんな問題、難しすぎて誰も解けるわけないじゃん」

④「ツイてなかった。前日に体調崩すなんて・・・」

という感じ。

で、原因帰属理論では、
どこに原因を持っていくのが、
一番モチベーションを維持・向上
させるのに効果的かというと・・・

②なのです。

いい結果になっても、悪い結果でも、

「努力」を原因として帰属させる。

なぜなら、他の
「能力」、「課題の困難性」、「運」の
せいにしてしまうと、
次の行動に繋がりにくいからです。

これは想像に難くないでしょう。

いい結果を出せたときに、
「天才だ、私」と考えても、
「こんなこと誰にとってもカンタン」でも、
「ツイてたぁ」でも、
次の行動や努力には繋がりにくい。

仕事で失敗した場合でも、

「自分には能力がないんだ」

「誰がやっても難しすぎてうまくいかない」

「運がなかった」

では、取り組み方を改善して、
次は良い結果を出そうという
行動や努力につながりにくいわけです。

と、ここで先述の与田監督のコメントを
見てみましょう。

一つ目の
「絞り球というのも難しかったし・・・」
というのは、敗因を完全に③の「課題の困難性」に
帰属させています。。

「あんないいピッチャー、
うちのチームだけじゃなくて、
どこのチームも打てないよ」

ってことですから。

子どもがテストで悪い点数取って、
「こんな難しい問題出すなんて、
先生、ズルいってぇ~」
って言っているのと同じ。

二つ目の
「まだまだツキがないのかな
という感じはしました」は、
もう完全に④の「運」のせいにしていますね。

マスコミに発する言葉と選手に対する言葉は
違うかもしれません。

さらに言えば、こういうコメントをした方が、
今の中日の選手にとってはモチベーションを
上げられると考えた上でのコメントなのかもしれません。

そのあたりは分かりません。

ただ、リーダーという立場の人は、
自分の発言には気を付けなければいけないと思うのです。

こうした心理学を勉強しておくことも
重要なことでしょう。

ただ、理論を学んだうえで難しいのは、
心で思っていることと違ったことを
あえて言う必要があるということですね。

部下が良い結果を出したとき、
決して、努力をしたからだと思っていなくても、
「努力の結果だね」と言ってあげる
必要もあるでしょうし・・・。

いずれにしろ、リーダーの発言は
メンバーやチームに対する影響が
大きいことは肝に銘じておかなければならないでしょう。

最後にご案内を一つ。

こうした心理学の理論的なことも含めて、
管理者(リーダー)の方々の
マネジメント力やリーダーシップを高め、
組織の力で成果を高めたいと思われる経営者の方へ

御社の実情に合った「管理者育成プログラム」を
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