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blog/2020-05-15

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コロナで根づいてほしい二つのこと

4月7日に7都道府県に発令され、
4月16日に全国に拡大された緊急事態宣言、
昨日5月14日、39県で解除されました。

経済活動が段階的に再開されることになります。

このまま、後戻りすることなく、
ほんの少しずつでもいいので、
終息に向かってほしいものです。

弊社も甚大な影響を受けています。

冒頭の挨拶文でもお伝えしましたが、
持続化給付金を申請しているぐらいですから。

しかし、悪いことばかりではありません
(と思いたい)。

「コロナショックを機に企業や社会に根付けばいいな」

と思うことがあります。

オンライン飲み会ではありませんよ!

ここ数週間、毎週2回以上はやっていて、
楽しいですけどね。

楽しいですけど、飲み会は
やっぱり直に会って乾杯できた方がいい。

遠方でなかなか会えない人とは
いいかもしれませんが・・・。

では、どんなことが企業や社会に
根づいてほしいかというと・・・

二つあります。

まず、一つ目・・・

新型コロナウイルスの感染拡大が
社会問題となってから、

「“グラフ”を目にしなかった日」

って、ほとんどないんじゃないでしょうか?

世の中のほとんどの人が、毎日、
なんらかの“グラフ”を
目にしていると思います。

1日あたりの新規感染者数の推移を示す棒グラフ、

7日間の新規感染者数平均値を示す折れ線グラフ、

景気動向を示す折れ線グラフ、

感染者の年代別割合を示す円グラフ、

等々

世の中の現況や変化を表すグラフが、
テレビやネット、新聞を通じて
自然と目に飛び込んでくる。

これは、組織運営において
すごく大事なこと。

自分たちの組織が今どういう状況にあるのか、
それをグラフによって見える化する。

今の自分たちの状況を、肌感覚で

「まぁ、それなりにいい感じじゃないの」

とか

「最近、なんとなく落ち気味だよね」

というような会話をしていてはダメ。

現状認識が甘くなり、
対応が後手後手に回ってしまいます。

対策も的はずれになってしまうでしょう。

さらに言えば、組織内で現状認識が共有できず、
それぞれが勝手な判断をしてしまいます。

そうなると、組織のメンバーが同じ危機感で
同じ方向性を向いて活動することなど、
期待できないわけです。

もしも、仮に1日あたりの新規感染者数が、
グラフで見える化されていないとしたら・・・

テレビで専門家や政治家が

「全国的に感染が広がっています。

特に東京や神奈川等首都圏で感染者が
増えている感じがします。

どれぐらい広がっているか、
具体的な数字はありませんが、
とにかく広がっています。

ですので、移動を控えてください。

外出を自粛してください」

と訴えても、国民の納得感は得られないでしょう。

言われれば、当たり前のことなんですが、

意外に企業組織の中でこれをやってしまっている
リーダーは多いんじゃないかと思います。

(すみません、これは私の肌感覚・・・)

『現状をグラフで見える化し、共有する』、

これはコロナの影響で企業・社会に
ぜひとも根づいてほしいと思っています。

もう一つ根づいてほしいこと・・・

大阪府が独自で出した
「大阪モデル」なるものがあります。

自粛などの解除基準として、
以下の3つを設定しています。

①感染経路不明の新規患者数の7日間平均が10人未満

②PCR検査の陽性率の7日間平均が7%未満

③重症病床の使用率60%未満

これら3つの基準全てが7日間連続で達成すれば、
段階的に自粛要請を解き、
社会経済活動を動かしていくとしています。

(※5月14日時点で達成)

緊急事態宣言のもと、
我々が自粛をしているのはなぜか?
(自粛の目的は何か?)

当然、

「感染を抑制し、社会活動を元に戻すため」

なわけです。

この目的は国民の間で共有できていると思います。

そのうえで、目的共有と併せて必要になるのが、

『目的が実現できたかどうかを測る指標と目標値』。

大阪モデルがまさにそれ。

目的である感染を抑制する、と言っても
じゃあ、何がどうなったら
感染が抑制されたと言えるのか?

それを共有しなければなりません。

目的だけだと、
みんなが勝手に解釈してしまいます。

「ずいぶん抑制できた」

「いや、まだまだだ!」

というように。

しかし、客観的データ・数値で共有すれば、
解釈がずれることありません。

組織において、これが大事。

「目的」

「その目的が実現できたかどうかを測る指標と目標値」

大阪モデルでいえば、感染を抑制という目的が
実現できたかどうかを測る指標は、

①感染経路不明の新規患者数の7日間平均

②PCR検査の陽性率の7日間平均

③重症病床の使用率

です。

そして、それぞれの指標に貼り付けた数値が、
目標値となります。

①は、10人未満

②は、7%未満

③は、60%未満

です。

この

・目的を測る測定指標(何を)
・目標値(どれだけ)

さらに言えば、

・達成時期(いつまでに?)

の3つを合わせて

「目標」なのです。

こうした大阪モデルが一般的に認知され、

やっぱり数値目標が大事だ、
ということが、企業と社会に根づけば、
個人的には非常にうれしいのです。

なぜなら、コンサルタントの立場として、
社長さんや社員さんに、

「あの大阪モデルのように」

と言えば通じやすくなりますからね。

今後は、きっと

「目的を達成できたかどうかが、
 分かる測定指標と設定しましょう。
 目標値を決めましょう!」

と言っても通じやすくなると思います。

“いやいや、ビジネスでいえば、
普通どんな組織も目標値を決めているだろ”、

と思われる方もいるかもしれません。

しかし、大事なのは、目標を決めることではありません。

目的と目標をセットで作ること、これが大事なのです。

目標を単独で存在させてはいけない、
目的とセットで存在させなければなりません。

そんなことが大阪モデルによって、
クライアント企業さんに対して
通じやすくなったらいいなぁと思っています。

目標は設定しているけど、目的が不明確とか、
目的とリンクしていないとか、

そんな企業多いです。

(と、これまた肌感覚・・・)

で、最後に、
“なぜ、これができる企業が少ないのか”、
その理由をお伝えします。

「目的が実現できたかどうかを何で測るのか」

測定指標を選ぶのが難しいのです。

感染拡大が抑制できているかどうかを何で測るか?

いろいろな指標が考えられます。

その中から、何を測定指標として選ぶのかが難しい。

それと目標値を決めるのも難しい。

だから、できてないところが多いのだと思います。

ちなみに、国は、宣言解除の指標
(=抑制できているかどうかの指標)を

「直近1週間における人口10万人あたり新規感染者数」

としました。

これを選ぶのも難しかったでしょう。

そして、目標値を

「0.5人以下」

としました。

専門家は、「0.2人以下」としたがり、

政府は、「2人以下」としたがっていたようです。

その駆け引きも様々あったことでしょう。

測定指標、目標値ともにデータをもとに
決めなければいけませんが、
それがなかなか難しいわけです。

その難しさを理解したうえで、
リーダーは、リーダーシップを発揮して、

「この指標、この目標値でいく!」

と決断しなければなりません。



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