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blog/2018-06-08

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リーダーが言ってはいけないこと~日大アメフト問題から考える

ワイドショーネタは、すっかり紀州のドン・ファンに
移ってしまいましたが、
日大アメフト部の悪質タックル問題で、内田前監督と井上前コーチの記者会見は
まだまだ記憶に新しいところです。

あの記者会見を見ていて思いました。

「リーダー(管理者)として、
絶対に言ってはいけない一言を、
言ってしまっている」と。

どんな一言か?

「私は、そういうつもりで言ったのではない」

という一言です。

部下に対して指示をして、部下が行動をする。

その行動が自分の伝えたこととは
違った行動であった、

というのは、仕事上ちょくちょくあること
ではないでしょうか?

上司対部下だけではなく、仕事をしていたら、
色々な場面でまぁそこそこあることです。

「えっ?そう解釈したの?
そんなつもりで言ったんじゃないんだけどなぁ?」

って。

なぜ、こういうことが起きるのかと言えば、

「同じ言葉を使いながらも、
人それぞれの頭の中に浮かぶイメージは違うから」
です。

例えば、「リンゴ」という言葉を聞いて、
どんなイメージが浮かぶでしょうか?

「赤いリンゴ」、「青いリンゴ」

「リンゴ畑の木になっているリンゴ」

「皮をむいて皿に乗ったリンゴ」

ひょっとすると果物ではなく、
どこかのお店が思い浮かんだ方も
いるかもしれません。

ビートルズの大ファンって方なら、
ドラムの「リンゴ・スター」を
イメージしたかもしれません。

「リンゴ」ぐらいならまだしも、
「自律型社員の育成」とか、
「活力ある組織の構築」とか、
「コミュニケーションの質向上」
なんてことになれば、たぶんずいぶんと
違ったイメージが、
人それぞれの頭に浮かぶはずです。

今回の記者会見で、内田前監督と井上前コーチが言うには、

「“潰せ”とは言ったが、
それは、“強く当たれ”という意味で、
“けがをさせろ”という意味ではなかった」

とのことでした。

確かに「潰してこい」と指示をしたときには、
“強く当たれ”の意味で言っていたのかもしれません。

『最近の若い人は、言われたら、
それをそのまんま受け取る、
そのうえ、言われたことしか行動しない』

なんて嘆かれている管理者の方から見たら、
内田前監督・井上前コーチの言っていることも
少し共感できるところもあるのかなという気もします。

念のため、私はそんな共感は一切ないですよ(^_^;)

まさに、「同じ言葉を使いながら、
違ったイメージが双方に浮かんで、
違った解釈になった」ということです。

で、なぜ、このように同じ言葉を使いながら、
人によって頭に浮かぶイメージ(=解釈)が
違ってくるのでしょう。

それは、人それぞれ経て来た人生(経験)が違うからです。

人間の考え方や価値観というのは、
その人が経験してきたことから影響を受けます。

生まれてからずっと全く同じ経験をしてきた、
なんて人はこの世にいません。

ですから、考え方や価値観が違って当然。

その考え方や価値観が違えば、
同じ言葉を使っていても、その言葉から
頭に浮かぶイメージ(解釈)も違ってくるわけです。

経験が違う

考え方が違う

頭に浮かぶイメージ(解釈)が違う

コミュニケーションの原理・原則と言っても
いいでしょう。

「伝えたこと」と「伝わったこと」は違うのです。

日大の問題で言えば、これは私の勝手な解釈ですが、
このコミュニケーションの原理・原則を
利用して弁明したということだと思います。

リーダー(管理者)は、このコミュニケーションの
原理・原則を理解し、常に「自分の言っていることは、
相手にどう解釈されているだろうか?」と
考えたほうがいいです。

むしろ、「たぶん、違って解釈されているだろう」
ぐらいに思った方が無難です。

そして、相手が間違って解釈して、行動したとしたら、
それは、やっぱり伝えた側に責任があると
捉えるべきです。

リーダー(管理者)として、
「そんなつもりで言ったんじゃない」ということは、
口が裂けても言わないぐらいの強い気持ちを
持たなければいけないのだと思います。



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